Japanese advanced technology
室温で光による液化-固化を繰り返す新素材を開発
-産業技術総合研究所-
室温で強度紫外線を当てると液化し、可視光を当てると固まる新材料を開発。
有機質の糖アルコールと石油化合物の黄色の色素を組み合わせた液晶性物質である。実験では、長さ3センチ、幅1.2センチの石英ガラス板2枚を使い、一部を重ねて接着面に新材料を挟んだ。緑色の可視光を当てると固化して接着し、1平方センチの接着面で約5キロの引っぱり力に耐えた。また液化後固体化させても最初と同じ強度になった。
この素材の応用範囲は広く、他の素材と組み合わせて利用する事によって色々な事が実現するであろう。
例えば、移動する再は液化し、移動先で自由な形状に固体化させ様々な”建築物の持ち運び”を実現する事も可能であろう。